バレンタインとヘアカラー。
2023年2月15日
昨日はバレンタインデーでしたね。
百貨店も最寄りのスーパーもチョコ特設コーナーであまい香りにつつまれていました。
せっかくなのでと、仕事終わりに梅田まで足を延ばし、百貨店で『バレンタインチョコレート博覧会』なる催事を覗いてきました。とあるコーナーにチョコレート・カカオについての歴史について詳しく書かれていたものがあり、非常に興味が惹かれました。
…カカオの薬膳・効能など、チョコの歴史は、皆さん結構耳にしたことあるかと思いまして、今回は割愛させていただくとして。
それならば、と『ヘアカラーの歴史』『ヘアカラー昔話』などを、ちょっとだけ書き記してみます。
■世界
【ヘアカラーの歴史】
紀元前
ヘアカラーの歴史は古く、紀元前3500年古代エジプトの時代にはすでにヘナを使って髪を染めていたことが知られており、動植物・鉱物から作られた白髪染めを使用していたそうです。
中世
中世は、キリスト教によって不道徳なものとして千年間の長きにわたって、染毛は排斥され続けました。ただ、辺境の地では、文化的に髪を染めるという行為は細々ながら続けられていたようです。
16世紀
ルネッサンス後期、ベニスで再び金髪がブームとなりました。アルカリで洗った髪を太陽光に数時間もさらし続けて脱色するというものだったようです。
17世紀
17世紀に入ると、イギリスのエリザベス一世が赤毛であり、その赤毛を強調するようなファンションが流行となったことも影響して、かつらや染毛剤が市民権を得るようになりました。
19世紀
いわゆるモダンなヘアカラーの始まりは、1863年にフランスの化学者エユゴ・ポイドブランが、髪を染めるための最初の商業用ヘアカラー製品を開発したことから始まります。
20世紀
20世紀初頭以降、多様な色や種類のヘアカラー製品が市販され、現在のようにヘアスタイルの一部として、また個性を表現するために使用されるようになりました。
■日本

【鎌倉時代 歌舞伎でも有名なヘアカラーの逸話】
歌舞伎の演目題材としても語られる、「白髪染め」「髪を染めた」記録として鎌倉時代の武将「斎藤実盛」に関する逸話があります。
斎藤実盛は関東の平氏有力の武将の一人で、木曽義仲追討のため70才を超えて北陸に出陣した篠原の戦いで、「最後こそ若々しく戦いたい」という思いから、白髪染めをして出陣したとされています。
【江戸時代 美玄香】
江戸時代には、様々な「化粧品」が開発され、そのひとつとして「髪を黒くする、染める」といった商品が登場してきました。
その代表的なものが「美玄香」といわれるものです。これは実際に白髪を染めるものではありませんが、白髪染めに用いた黒色のびんつけ油「黒油」で黒髪に艶を与え、白髪を目立たなくするものというものでした。
【明治以降 ヘアカラー】
日本で最初の酸化染料による染毛剤が発売されたのは明治38(1905)、パラフェニレンジアミンのアルカリ溶液を頭髪に塗り、数時間かけて空気酸化によって髪を染めるという「白毛赤毛染 千代ぬれ羽」という商品が発売されました。その後、大正元年(1912)には、現在の酸化染毛剤の原型となるパラフェニレンジアミンを過酸化水素で酸化する染毛剤ができました。
日本当初の「おはぐろ」式では染め上がるまで10時間以上かかっていた一方、20世紀初頭の酸化染料式ヘアカラーの登場により2-3時間で完了することが可能となり、ヘアカラー
は広く普及することとなりました。
時代とともにより洗練され、より自然な仕上がりが可能になっています。

【まとめ】
いかがでしょうか。人間は、古くは紀元前から自分自身をアップデートし、新しい気持ちで
前に進むための方法としてヘアカラーを使用し続けてきました。バレンタインデー(ホワイトデー)は女性にとっても特別なイベントです。ドレスやアクセサリーだけでなく、ヘアスタイルやヘアカラーは、もはや自分自身の好みや個性を表現する手段の一つですよね。

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来月は、梅田で『バウムクーヘン博覧会2013』があるそうな…。
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